2025.10.10
【10月16日情報更新】カロク・リーディング・クラブ 第4回 『どこかの遠い友に―船城稔美詩集』を読む

カロク・リーディング・クラブは、過去の災禍の記録や、それに関わる表現(映画、絵画、戯曲、手記、小説など)をみんなで囲み、それぞれが考えた・感じたことをあれこれ話してみる対話の場です。
今回は、『どこかの遠い友に―船城稔美(ふなき としみ)詩集』(柏書房)を取り上げます。
船城稔美(1923–2003年)は、ハンセン病療養所で暮らしながら、性的少数者として生きたとされる詩人です。
15歳で療養所に入所してから、79歳で亡くなる前年まで、生涯にわたって詩を書きつづけ、昨年、70年ぶりに復刊し話題となった『詩集 いのちの芽』(岩波文庫)にも作品5篇が収められています。
船城の詩の魅力は、大胆な性的表現によって、性愛をまっすぐにうたう点にあります。また、他者とのつながりを求めるその思いは、療養所内の病友たちにとどまらず、季節の花々や、世界の片隅で権利を奪われて生きる人びとにも向けられました。
その作品は、ハンセン病文学としても、クィア詩としても、ひときわ異彩を放っています。
当日は登壇者による本書の紹介ののち、詩を参加者のみなさんとともに読み、自由にききあい、語り合う対話をおこないます。
参加者は『どこかの遠い友に―船城稔美詩集』を必ずしも事前に入手している必要はありません。ハンセン病問題をよく知らない人、ふだん詩に触れたことがない人のご参加も歓迎です。
※プログラムは変更になる可能性があります。
登壇者
木村哲也(国立ハンセン病資料館 学芸員)
永井玲衣(哲学者・作家)
瀬尾夏美(アーティスト)
日程
2025年11月3日(月・祝)18:00~20:00(17:30開場)
場所
Studio 04(〒136-0072 東京都江東区大島4-1 大島四丁目団地1号棟1階106)
定員
20名(先着順)
参加費
1,500円
応募方法
こちらの申込フォームを記入のうえ、お申込みください。
応募締切2025年11月2日(日)23:59 2025年10月29日(水)23:59多数のお申し込みをいただいているため、10月29日(水)まで申し込みを受け付け、抽選とさせていただきます(2025年10月16日更新)。
※お申込み受付は先着順のため、定員になり次第、締め切ります。
抽選の結果は、10月31日(金)までに申込フォームに記入いただいたメールアドレスにお送りいたします。
※個人情報は厳重に管理し、本事業の運営及びご案内のみに使用いたします。
クレジット
主催 東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、一般社団法人NOOK
協力 UR都市機構
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