about us

NOOK(のおく)

 

東日本大震災以後、私たちは様々なメディアを活用しながら記録活動を継続してきました。それは目の前にある事象をただ形に留めることではなく、時に時間をかけて事象と向き合い、自身で咀嚼したものを表現へと昇華させる行為といっていいでしょう。

こうした活動の中で、私たちは過ぎ去ったものたちや忘れ去られていくものたち、片隅へと静かにまなざしを向ける必要を覚えました。

なぜならそうした視座をもつことによって、私たちは物事の価値の本質を捉えていくためのはじまりにようやく立つことができたのです。

このような視座は局所に限られたものではなく、加速度的に合理化が進行するグローバルな現代社会においてこそより必要性を増してきているといえます。

記録し表現することによって、対話を導き出すべく、私たちはここ、みちのくからNOOKを発足します。

 

NOOK=隅、人目のつかない所、へんぴな場所

正式名称

一般社団法人NOOK (のおく)

略称

NOOK / のおく

住所

〒136-0072
東京都江東区大島四丁目1-1 大島四丁目団地1号棟106 studio04

法人設立日

平成27年4月27日


■ 活動実績
2022年4月〜現在

東京アートポイント計画にて「カロクリサイクル」として展覧会・ワークショップ・配信プログラム等の企画・制作、東京に事務所を移転し、拠点運営を行う(東京都、アーツカウンシル東京との共催事業)。全国各地の災禍にかかわる担い手のネットワーキング、災禍の記録(カロク)を活用した表現の場づくりを継続的に展開している。

2021年4月〜2022年3月

art node「インタビューズーズー」配信プログラム企画・制作(せんだいメディアテーク委託事業)。コロナ禍の声を集め、さまざまなゲストを招いた。

2020年4月〜2021年3月

東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業「10年目をきくラジオ モノノーク」「10年目の手記」配信プログラム企画・制作(アーツカウンシル東京委託事業)、 のちに『10年目の手記』(生きのびるブックス、2022年)として書籍化。震災やコロナ禍の声や手記を集め、さまざまなメディアで発信を行う。

2018年4月〜2019年3月

書籍『立ち上がりの技術01』の制作・編集・出版。

2018年4月〜2019年3月

TARL思考と技術と対話の学校「東京プロジェクトスタディ」 ワークショッププログラム企画・制作(アーツカウンシル東京委託事業)。

2018年4月〜2019年3月

障害のある人とない人がともに表現活動を行う「SHIRO Atelier&Studio」のファシリテーション、記録制作(NPO法人エイブル・アート・ジャパン委託事業)。表現の技術を共有し、表現の後押しや対話の場づくりを行う。

2017年4月〜2021年3月

art node「東北リサーチとアートセンター(通称:TRAC)」の施設運営、展覧会・サロン活動等の企画制作(せんだいメディアテーク委託事業/NPO法人エイブル・アート・ジャパン、3.11オモイデアーカイブと協働)。

2015年〜2017年

「みちのくアート巡礼キャンプ」記録事業(NPO法人芸術公社)。

2015年〜2016年

「三陸国際芸術祭」記録事業(NPO法人ジャパン・コンテンポラリー・ダンス・ネットワーク委託事業)。

2015年〜2016年

「民話の語り」映像記録事業(せんだいメディアテーク委託事業/みやぎ民話の会と協働)。

2015年4月

東日本大震災後の東北で声を聞き、記録や表現活動を行ってきたアーティストや研究者らが集まり、仙台で設立。記録や表現を継続し、その技術を広く共有し、多様なメディアを活用した対話の場づくりを目指す。


■ 定款
■ 決算報告(2024年度)

過去の決算報告